正確な計測を行うために必要な湿度計の校正

湿度計は湿度を測定する器具です。いわゆる空気の温度、気温のことを言う乾球温度と通常空気と水である気体と蒸気の物理的な特徴を示してる温度の一種である湿球温度の温度差から表で求める乾湿計、吸湿材の電気特性の変化をセンサーで測る電気式湿度計があります。これらは使用する場所の環境や使う回数によっても違ってきますが、どんなに良い環境で使用したとしても正確な測定を行うためには1年に1回は校正を行う必要があります。ここで言う校正とは計器や測定の値などと標準の値との間の関係を確定する作業で、計器を調整することで正しい値との誤差を修正することではありません。こうして出された結果はそれまでの過去の結果がどれだけ信頼できるかを裏付けることになりますが、それから先の結果がこうなるであろうという予測をするものではありません。それを繰り返すことで一定期間で出る誤差はどのくらいかという傾向を把握できる場合はあります。湿度計を使用する場所や用途をふまえた上で校正の計画を立てることが大切です。

環境測定や湿度計の校正に用いる通風湿球湿度計とは

通風湿球湿度計とは、輻射熱を防いでいくクロムメッキされている金属中に湿球や乾球を内蔵しながら、送風機によって一定速度で通風していくものとなっています。そして、室内を移動した上で環境測定や他の湿度計の校正に用いられています。そして、送風機が電動機駆動によるものとぜんまいばね式によるものとがあります。また、一定による通風が必要となりますので、電池やぜんまいによる切れに注意が必要となります。また、測定者による体温や呼気の影響について注意していきながら、3分以上は一定による通風状態について維持した後読み取りながら、しかも、1分後に読みによる変化が無いことについて確かめます。また、簡易測定による場合、専用による通風乾湿計の湿度表によって湿球温度や乾球、湿球間の温度差とで算出します。なお、温湿度計算尺も用意されています。

湿度計は校正しておくことが大切です

計測値の精度を維持するためには、湿度計を定期的に精度をチェックすることが求められます。計測値が実際よりも大きくずれてくると、予想もしないような大事故を起こす可能性があるためです。実際、あらゆる産業において、湿度計(やその他の計測器)の校正が必須になっています。作業は、計量法校正事業者登録制度(JCSS)によって指定された機関が行います。この機関に依頼しておけば、その湿度計は日本ではもちろん、諸外国でも問題なく受け入れられるというメリットがあります。指定機関では、湿度発生槽の相対湿度を、露点計と湿度計から求めて、対象の湿度計と比較する作業を行います。こうして湿度計の最高測定能力を確かめておくことで、他社との比較が簡単にできたり、認定範囲外でもある程度の信頼感を持ってもらえたりします。前述した通り、海外展開のも役立つなど、様々なメリットがありますので、定期的に校正しましょう。